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2019年03月17日

悪徳訪問販売業界の真実(その34)


会社倒産


1、岡山営業所閉鎖

 

岡山営業所は中国地方の


真ん中に位置する


場所にある営業所です

 

僕のいた高松営業所より少し早く


開設した営業所です

 

営業所販売成績は


全営業所レベルでは


中位に位置していました

 

ただしここの営業マンの


営業方法はトラブルが多く


問題になっていました

 

閉鎖の決め手になったのは


山陰地方における


トリップ営業で2人の

 

逮捕者を出したことです

 

逮捕劇を最後に岡山営業所は


全く機能しなくなりました

 

即座に、閉鎖の命令が


本社から出されました

 


 

2、高松営業所閉鎖

 

高松営業所は僕が最初に


赴任した営業所でもあり、

 

気合を入れて売り上げを


伸ばしていました

 

台風が来た日も休まず


営業をしていました

 

営業成績は全営業所中いつも


上位に位置していました

 

ここの営業成績が急に


落ち込んだのは同じく


山陰地方における警察問題が


起きてからです

 

高松営業所も同じく山陰地方への


合同トリップに参加し、

 

一人の逮捕者を出しました

 

逮捕者が出ると、


その他の営業マンは、


自分の身の上を心配し


営業にも力が入りません

 

瞬く間に売り上げは減少し、


その後閉鎖に


追い込まれることになりました

 


 

3、山口営業所閉鎖

 

ここ山口営業所に赴任してから、


早半年が過ぎました


営業で県全体を一巡するのに


1回目は


3か月かかりましたが2回目は


2か月で一巡してしまいました


ここの営業所は開設してからは


1年になりますが、


全体的に人口が少ない県なので


電話機の販売営業エリア


としては限られてきます


売り上げも毎月毎月少なくなって


きていました

 

特に山陰地方のトリップ営業で


発生した


警察事件後は極端に売り上げは


落ちてきました


本社からはそのころから


山口営業所撤退の意見が


出はじめていました

その頃本社地区では新たに


近隣の各営業所合同で


新潟地方へのトリップ営業の


準備が進められていました

毎回そうですが、


売り上げが落ち込んで来たときや


ボーナス時期とか一時的に


資金を必要とするときなど

よく、トリップ営業を行います


メンバーは各営業所の成績のいい


営業部員が選ばれます

期間は大体一週間です。


ひるがえってここの


山口営業所ですが、

 

その後売り上げ低下は続き


ついに閉鎖という


決定が出されました

 

すでに閉鎖3日前からは


売上は0になっていました

 

営業所の経営状況は


社員もわかるので、


いつも閉鎖のことを考え、


だんだん無気力に


なりはじめていました

 

給料体系は売ればその分、


加算給が増えるのですが


それよりも、このまま続けると


今度はいつ


自分たちが逮捕されるか怖く、

 

また、次の仕事探しの事で


全く仕事が


手につかない状況でした


想定内の営業所閉鎖だったので、


営業部員も


さほどあわてた様子もなく

 

閉鎖決定が決まった後は、たんたんと


身の回りの整理をしていました

 

事務所の整理は本社から派遣された


社員がやってくれるので


  営業部員は自分の荷物を


かたづけるだけです


  僕も身の回りの物を営業車に


詰め込み


  一人で東京まで帰ってきました


  僕のいた期間は半年でしたが、


いろいろ仕事にしても、

 

プライベートにしても


  気を抜くことできなかった

  充実した単身赴任でした


 次回は

その日はある日突然やって来た」を

 紹介します。


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